今週のお題「平成最後の夏」
今週のお題「#平成最後の夏」
僕は昭和生まれだ。
年号が変わったのは昭和から平成へと変わった一回の経験しかない。ほとんどの人がそうだと思うけれども。
その時は突然だった。
ニュースで天皇陛下が崩御されたと伝えられ、あれよあれよと言ううちに平成へと変わっていた。
正直、その時の感想といえば、年号と言うものについてまだ理解出来ていなかったところに、昭和から平成に変わるんだよと言う理解を詰め込められて困ったなぁと言う感じだった。ちょうど小学校低学年の時期だった。
その時は本当にそれだけのことだと思っていた。
そのあと、平成を30年ほど生き、今年の夏が最後の平成だと言われると不思議な感覚がある。
別に昭和から平成に変わったのが突然だったからではない。幼少期だったからでもない。
単に、平成の最後の夏だと騒ぐことが不思議な感覚であると感じるのだ。
世の中は当たり前のように常に変化していると誰もが知っていながら、最後だ最後だ、と変化を当然のようにではなく、なぜか騒ぐように受け止めるこの奇妙な感覚。
平成がいつ何かに変わってもそれはおかしくないはずなのに、最後になると言うと少し騒がしくなると言う。
ただ、これも変化を理解する象徴なのかもしれないと、平成が終わると言う変化を理解するがための象徴なのかもしれないと思うと、なんだか納得のいく部分もある。
さて、平成最後の夏と言うお題である。
何かしたいことでもあるかと言うと、特にない。
例年と同じような、いや、例年にはない休職しずっと夏休みな平成最後の夏を過ごしている。
そう言う意味では、すごく記憶に残る平成最後の夏を過ごしているのかもしれない。
しかし、せっかく休職して色々と動けるのに暑さでほとんど何もしていないと言うのも特徴的だ。
記憶に残るどころか、記憶に残らない夏になってしまいそうだ。