足をついてもいいやんか

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2021-01-04 障害者支援で苦手な利用者がいるんだけど。

僕の現在のメインの仕事は障害者支援のお仕事です。もうちょっと具体的にいうと生活介護という分野の仕事をしています。その仕事の中で苦手な利用者さんが数名います。

支援を行っていく中で、苦手な利用者さんがいるというのはよくないことであると思います。援助に差が出てしまったり、関わりが希薄になってしまったり、積極的な支援になりにくくなったりすると思うからです。

でも、日常生活を送っていく中でも苦手な人というのは出てくると思います。それと同じようにどうしても苦手な利用者さんというのがいてもおかしくはないとも思うところであります。

そういうところについて考えていきたいと思います。

何に対して苦手なのか

まずその利用者さんの何に対して苦手なのか考えていきたいと思います。苦手な利用者さんは数名いますが、そのうちの一人、仮にAさんとします。僕はAさんの事が苦手であり支援もあまりうまくいっていません。それにはAさんにされた出来事が関係しています。

詳しく書いて特定されると困るので詳しく書けませんが、Aさんには他害行動があります。理由はあるのですが理不尽だなと思うこともあります。その他害で時折軽い怪我をします。打撲とか擦り傷とかそんな軽い物ですけれどもね。

その他害行動が苦手でどうしても腰が引けるというか、支援に積極性を出せないでいます。

一般的に自分を害してくる人に近寄っていくことはむずかしいのではないか?

しかし、考えると例えば友達などでも冗談でもよく、軽く殴ってくるとか体当たりしてくるとかそういう人がいたら、あまりいい気はしません。僕はね。そう考えると僕の価値観からすると自分に害なす行為をしてくる人に対して肯定的な感情は抱けないのではないのかと思いました。

苦手でいいんじゃないのかとも思えてきます。

ただ、それは一般的な関係の元での話なので、支援者と利用者という関係の中ではそうも言ってられないのかとも感じたりします。

支援者としてその人をどう見るべきなのか

支援者としての僕は、そのAさんのことをどう見たらいいのだろうかとずっと悩んでいます。

まぁ、答えとしては他害行為だけでその人全体を嫌うのではなく、その人の本質的な部分と他害行為をする部分は切り離して考え、良い点も見つけていくとかそんな感じだったと思います。多分そういうふうに習ったと思います。介護福祉士とか社会福祉士の授業で。違ってたらごめんなさい。

でもね、そう簡単に割り切れる物でもないんですよ。やっぱり痛いことされたらイラッとしますし、なんだこいつって思ってしまいます。そういう事をしてくる人だってやっぱり見てしまいます。

この仕事、向いてないのかも知れないなと日々思いつつ仕事をしている状態なのです。

完璧な支援者になんてなろうとは思ってはいませんが、やってはいけない支援、というか支援とは言えない支援をするような支援者や不公平な支援をする支援者にはならないでおきたいと思いながら日々悩みつつ仕事、支援に向かい合ってるような感じですね。