足をついてもいいやんか

ゆっくりのんびりですよ

自分の考えを変える一歩のために

スプラトゥーン2 オクトエキスパンションの主人公である8号さんはきっととんでもないストイックなんだろうと思う。

途中のステージではテンタクルズの二人の助けを得て、クリアしたことにできたりするのだけれども、全てのステージをクリアした後プレイできる、いわば隠しステージのようなもののところでは全くそういうことが通用しないのだ。

なんせ、戦う相手は自分の心の中の3号(ライバル?)

自分の心の中なのに、

ひたすらに強く、ひたすらに攻撃的で、ひたすらに倒しにかかってくる。

もっと弱い相手だと思ってくれたらいいのに。そんな風に思ってしまう。

で、そんな相手にとても苦戦している。

ストイックでないはずの自分

たかがゲーム、何をそんなに夢中になって真剣にやってるの。

妻からの言葉が刺さる。

しかも、集中するほど、熱中するほど、あまりいい状態になくなって来ていることもわかっている。病気の症状として。

だけれども、普段、いや今までならこのような裏ボス的扱いのものは倒せないものと。
一応クリアしたらそれでいいやと思っていたけれども、これだけは、スプラトゥーン2のオクトエキスパンションだけは本当に全部クリアしたいと思うようになっていた。

ストイックな8号さん

8号さんは何度負けても、今までのようなクリアしたことにすることや、プレイヤーに変わってステージを進んだことにしてくれるようなことはない。

ただ、淡々とスタート位置に戻り、コントローラーから入力される動きを行ってくれるだけだ。

やられても、またやられても、何度やられても。

また同じ場所に立ち、戦いが始まるのを、動きが入力されるのをひたすら待っている。

きっと本当はストイックな人(タコ)さんなんだろうなと思うと同時に、上手に扱えない自分の不甲斐なさに申し訳なく思えてくる。

もう少し、後もう少し

心の中の3号さんは5回倒さないといけません。

そのうち4回目までは何度か倒すことができるようになって来ました。

5回目でやられてしまうわけですが、後もう少しだから、きっともう少しで倒せるようになるから。

いくらそう思っていても、8号さんはいつも通りこちらのコントローラーの入力された通りの動きをしてくれるだけです。

所詮はゲームという考え方をしてしまう。

僕の考え方の悪い癖だと思いますが、所詮は〇〇だ。と考えてしまうのです。

特に趣味において。もっと好きにすればいいと思うんですが。

妻からの言葉もああは人に言っておきながら自分は自分で好きなものはトコトンやっています。

所詮は相手の3号さんもこちらの反応に対応したAIであるわけだし、それを倒したところで手に入るのはゲーム内のアイテムだけ。

そういう考え方をしてしまう自分が最近は嫌なのです。

もっと自分に正直になりたいと思うのです。

倒したんだ。倒して、このアイテムを取ったんだと自慢したいのです。

久しく、いや体験したことのないことをしてみたいのです。

一歩

もう少し頑張ってみようと思っています。3号さんを倒すことを。

それで、どうやっても無理だと。本当に本気で諦めがついたらそれはそれで自分の技量が足りなかったと諦めます。

でも、どうしても倒したいのでもう少し頑張ってみようと思います。

それが自分の一歩になると思うから。

幼い頃に植えつけられた考えを変える一歩になると思うから。