足をついてもいいやんか

ゆっくりのんびりですよ

精神をストレスで壊してから、なぜ休まないといけないのか(自論です

あくまでも自論です。反論・意見色々あると思います。また、自分の経験を元にしたものであるため自分の場合はこうだったというものです。

僕はストレスで精神的に限界を迎えた時というのが、職場に出勤して自分のデスクの上に書類が置かれているのをみた時でした。膝から崩れその場で座り込み全く動けなくなりました。上司に見付けられ医務室に連れて行かれたのを覚えています。その数日前に初めてのメンクリを受診しています。家でもう限界だと思いながら涙を流して病院に連れて行ってくれと妻に頼みました。その時には休まなければいけなかったのだと思います。

なぜ休まなければいけなかったのかというと、自分の中のストレスを受ける器がもう壊れていたからだと思います。ストレスを受け止めることができなくなっていた状態であり、職場に行って書類があるという軽度のストレスを感じただけでストレスを受ける器は壊れ、動けなくなったのだと考えています。

そのストレスを感じる器が壊れてしまった状態から、再び器を修復するときに、土台を作るためにはストレスから解放された状態が必要であると思います。その状態を作り出すために仕事というストレッサーから解放された状態が必要であると思います。

ストレスが少なければ少ないほど、土台づくりは順調に、強固なものが作られ新しい器が早く、健全に作られていくと今では考えています。しかし、僕の場合はストレッサーは家庭にもあり、適応障害からうつ病発症となった状態でもストレスにさらされる状態となりストレスを受ける器を再び作り出すということがうまくできなかったのだと思います。

そのことがうつ病から双極性障害の発症に繋がり、今でもストレスには弱い体質に繋がっているのではないのかと考えています。

本来、ストレスを受ける器は自分が生を受けた瞬間から形成されていっていると思います。時間をかけてゆっくりと少しずつストレスを受けていき、強化され社会に出て耐えれるだけの器が形成されていくのだと考えます。その器が壊れるのですから、再形成にはそれ相応の時間が必要になるのではないかと思います。

また、一度壊れてしまった器を直していく時に、ストレスを受けながら再形成をするとなると、土台が弱くなったり、特定のストレスに対して弱くなったりするのではないのかと思います。そのことがうつ病の慢性化やメンタル面での弱体化につながっていくのではないかと考えています。

では、ストレスを受ける器が壊れてしまった時に一体どうするのが1番いいのか。自分がストレスに感じている事についてしっかりと考え、洗い出しそのストレスに感じていることから、距離を置きストレスを感じない生活を送るということ。器を再形成するために精神的に落ち着いた生活を送ること。時間をしっかりとかけて器を作り直すことが大切だと思います。

どうしても収入の面や迷惑をかけているのではないかという所から、早く復帰したいと思ってしまうものですが、時間をかけてゆっくりと治し、ストレスを感じる器をしっかりとしたものを作り直した人の方が、復帰後、再びメンタル不調を訴えることもなく、安定して働けていると感じています。僕のようにストレスを感じる物が身近にある状態で治療を続けていても治療ができたと思っても不安定で、不調を訴えることも多くあります。

メンタルの不調となった時に、自分のことをしっかりと見つめ直し、ストレスに感じることを洗い出し、しっかりと休み、遊び、ストレスを感じる器を再構築していく。辛い時にこれだけのことをすることは大変だと思いますが、病院の先生と一緒にしっかりと服薬、休養をして治していくことが、その後の人生において近道になるのではないかと考えます。

職場や学校によって休職、休学がどれくらいできるのか、その人による部分はあると思いますが、出来るだけめいいっぱい使い切って治すくらいの心持ちをして最後の数ヶ月はどこかに遊びに行けるくらいの心持ちでいる方が、復帰後の調子は良いと思います。

以上、僕の考えでした。異論もあるとは思いますが僕の場合はストレスに感じていたものが家庭にありその家庭を中心として治療していたため、なかなかストレスを感じる器が再構築されず、今もまだストレスに感じることを受けるとすぐに調子を崩してしまいます。焦らず、嫌なことは嫌で逃げていいと思うんです。最後は楽しむくらいの気持ちで治療に当たってもらえたらなと思います。