足をついてもいいやんか

ゆっくりのんびりですよ

手掌多汗症の手術を受け実生活を一週間ほど送ってみて

手術から一週間ちょっと、退院からほぼ一週間ほど経ちました。
実生活に戻りどんなものかを一週間ほど体感しましたので記していきたいとおもいます。

ストレスの軽減

今回の手術は右手だけだったのですがそれだけでもかなりのストレスが軽減された感覚があります。

まず、文字を書きたいときにペン以外何も用意せず書けるという事。
これだけでもかなりのストレスの軽減です。
ちょっとしたメモを書くといったことでもこれまでなら何か手の下に引くものを用意していたところがそれを気にせず字が書けるようになりました。
また、汗を気にして早く書かなければという思いが無くなったため、どうしても字が汚く小さい字を書きがちだったのが、少しずつ時間をかけても大丈夫なことに慣れてきて、字も丁寧に少し大きく書けるようになりました。

他には、他の人と共有しながら使うものを触れるときに、片手で持てるものなら意識せず渡せるようになりました。仕事柄車椅子を押す事も多いのですが、片手側は汗で濡れていることがないので拭くのは左手側だけでいいと言うのも、楽になったなあと思うところです。
また、共用のパソコンでもマウスが濡れないなどの利点が多く使用しながらでも気にしなくていいことが増えてきたため楽になってます。キーボードの左側だけ濡れる事があるのが難点。

また、右手が暖かく、この寒い時期でもそれほど手が冷えないため助かっています。

コンプレックスの解消

ストレスに感じていたことはほぼそのままコンプレックスに感じていたことです。それが軽減されていることで、他の人と一緒に何かをするということに対して劣等感を感じる機会がかなり減ったと思います。
書類など自信を持って手渡しできる。内容ではなく「何でふやけてるの」なんて事を言われる事がほぼ無いため嫌な思いをする機会が減りました。

代償性発汗

この手術をすると手の汗が出ない代わりに他の部位に汗が出るという代償性発汗というものが付いてきます。僕は今のところそれを足の裏に感じています。ただ、元々足底も多汗症だったため少し汗が増えたかな程度で済んでいます。

これに関しては今のところ自分の中ではあまり問題になっていません。

ただ、今後暖かい季節になって汗が出やすくなったときにもしかしたら他の部位からも汗が出る可能性があるかもしれません。

完全には汗が止まらなかった

と、ここまで良い点を書いてきましたが、実は右手からもまだ汗が出る事があります。
といっても、手術をする前と比べたら量も出るタイミングも全然違います。
僕の場合、徐脈のためリスク回避の観点から両手同時の手術が推奨されませんでした。なので、今右手だけ汗が抑えられているというバランスの悪い状態なのですが、左手は汗が出ているのに右手は全然出ていないという状況がほとんどです。
なぜ完全に止まらなかったかというと、先述した徐脈への影響を考え、切除する部位を少し少なめにするという術前説明があり、それがありこのような状態にあるのかなと思われます。

バランスの悪さ

そんなわけで、右手は汗が止まってる。左手は汗が出ているという状況なのでバランスが悪いなという感じがします。

右手と左手で利用方法に差異が出ているため左手で行えばスムーズな所を右手でやる。そのため右手の使用率が非常に高い状態なのです。

現時点での結論

手術をしてみて良かったのか、現時点では良かったと思えます。やはり軽減されるストレス・コンプレックスは大きなものがあります。

また、今回の手術では徐脈に影響がなかったことから左手も手術できる可能性が高いということを術後の診察でも言われています。
なので左手の手術も考えています。

現状としてはこのようなところです。