自分にとってうつ病とは何なのか
最近は治療を開始し始めたころと比べかなり調子がいいと感じることが多くなってきました。意欲的に動くことができるようになっていたり、生活リズムも安定してきました。
色々なことを考えることができるようになってきたと感じます。
そこで、自分がうつ病と診断され、服薬治療を進めながら感じ、結局うつ病とは何だったのかを自分なりに整理してみました。
ツッコミどころはいっぱいあると思いますが、あくまでも主観的な一つの考えだとご承知ください。
Inputと思考とOutputのアンバランス
結論から言うと、Inputした情報や思い、考えをあたまの中や心で感じたり思考や処理を行いOutputする。思考する時には大きなエネルギーが必要で、このエネルギーがなくなってしまい、うまく思考を処理できなくなっていたのだと思います。この状態がうつ状態なのかなと。
Inputに対しOutputで解決できるのであれば、それ以上同じことに対してInputはなくなり、思考が浪費されることはなくなり思考ができなくなるまでエネルギーを使ってしまうことはないですが、それがうまくいかず、思考し続けた結果、エネルギーが枯渇し思考することができなくなったのが僕のうつ病発症の状況だと思います。
思考のフリーズがきっかけ
自分がうつ病と診断されたとき、職場について、自分のデスクの上に置かれている書類を見て固まってしまったところを上司に発見されてそのまま休職することになりました。
この時、自分の中には、家族(子ども)の事・嫁の事・両親の事・家庭の事・自分の事(ADHDではないかと思い検査をうけ、否定された結果になった。)・仕事の事・職場での自分の立場・仕事がうまく進められないことなど、いろいろなことがありました。
このほとんどがInputに当たるものだと思います。このことを思考しOutputしていかないといけないんでしょうが、Inputが多すぎて、思考が受け付けなくなったような状態だったのかなと思います。
Inputが多すぎる状態が続いていた。
さっと思い返しただけでも、昨年から職場での体制が変わったこと、夏頃より家族の中での問題・両親との問題が増え、そのあたりから仕事がどうもうまくいかなくなっているような感覚が出てきたこと、秋から冬にかけて職場での自分の立場をかんがえたり、そのことがさらに自分の仕事量であったり進め方であったりをどんどんと考え込んでいました。
そのことに対して思考し解決していくことは一つもありませんでした。OutputはできていたとしてもInputが減ることは全くなく思考し続けるばかりでした。
服薬治療とはとりあえず思考を整えること
服薬治療が始まり、ドクターからの指示は好きに過ごすこと、薬を飲むことでした。Inputを極力減らし、思考をしない。Outputはしたければどうぞみたいな感じかなと思います。
そんななかで、薬の役割は思考をするためのエネルギーを整えること(一番はしっかりと睡眠をとることだと言われました)だと思いました。
僕の場合はその間にいろいろな人が動いてくれて環境が変わり、抱えていた問題(Inputされ続けていたもの)が減りました。それと服薬治療の効果が重なり、思考するエネルギーが再び出てきて自分でもいろいろなことを考えOutputできるようになり、解決に向けて動くことができるようになったと思います。