足をついてもいいやんか

ゆっくりのんびりですよ

手掌多汗症の両手の手術が終わりました。

左手の手術が終わり、これで両手の多汗症手術の終わりました。

両手からの汗が止まったよーヽ(  ´  ∇  `  )ノ ワーイ

と言うわけで、左手側のETS手術(胸腔鏡下交感神経遮断術)も無事(?)に終わりました。

(?)が付いてるのは前回記事でも書いたように、肺に動脈と神経の癒着があり途中で手術が一時ストップしたこと。
まぁ、父親の判断でGoとなり、無事処理していただいたようで大事には至りませんでした。

そう言うわけで左手の手汗も止まりいい感じで入院生活を送っております。はい。入院生活。
本来であれば今日退院だったのですが、癒着の影響で肺を少し切ってるらしく、術後1日はドレーンが入っていたのでその辺りの影響を考え入院を延ばされました。

しかしまぁ、これで世間的には普通なんですよね。手汗が出ていないと言うのが。うん、これは便利だ。

幸いにも今のところ前回の右側の手術での副作用もなくおそらく左側も副作用は出ないと思われます。

右手の手術前には色々とありました。

手術前には様々な副作用についての説明がありました。重大なこともありましたが手汗が止まるのであればと承諾しました。
本来両手同時にできるはずの手術であったことも徐脈の影響があり慎重にいきましょうと言うことで、片側ずつとなりました。
交感神経を触ることで僕の双極性障害が悪化する可能性がある可能性があると言うことでしっかりとした精神科病棟のある病院で受ける方がいいんじゃないかと言うような話もされましたが、最終的な手術担当医の話でやりましょうと言うことを言ってくれてなんとかなりました。

当日で即退院みたいな病院ではなく、しっかりとした病院で手術できたと言うことも大きかったと思います。症例数もかなりの数をしていると言うことを聞きました。
大阪ならここかもう一つの病院しかやってないと言うことを聞きました。あとは小さなクリニックで当日退院とか言うパターンのやつですね。

しっかりと入院するパターンがいいのか当日退院できるパターンがいいのか

さて、ここで気にはなるのですが、今回僕はしっかりと入院するパターンの病院をたまたま見つけ、近所の通っていた皮膚科から紹介状を書いてもらいこの手術を受けた病院へくることができました。一応、ネットで調べて出てくる病院ではありますが、正直手掌多汗症を売りにしているような病院ではありません。大きな総合病院だからです。
それに比べて、「手掌多汗症 手術」と調べて出てくるような病院は即日退院可能を謳ったり簡単さを売りにしているように思います。この手術はそんなに簡単にホイホイっとうけるべき手術ではないと思います。代償性発汗などへの対応やホルネル症候群などの副作用が出ると言うこと。
自律神経の一つである「交感神経」を触ると言うことを簡単に書きすぎていると思いました。
入院中、忙しくはなかったので、この手術を受けて失敗したと思われる方のブログなどを読んでみました。そこには大変な苦労が書かれていました。確かに手からの汗は止まったが自律神経失調症となってしまったり、代償性発汗で非常に苦しんだりしている方の記事が多くありました。
自分は幸いにも今のところ副作用等はなくうまく行っていると思っていますが、今後もしかしたら何か出てくる可能性もあるかもしれません。そう言った時のためにも大きな病院で受けておいた方がいいとは感じました。

で、実際どこで受けたの?

どこの病院で受けたのかと言うことですが、ご紹介しても問題はないのかもしれませんが、最近非常に問い合わせが多い等の話も聞きましたのでパッと公開する形でのご紹介はしないでおこうと思っています。TwitterのDMかなにかいただければすぐにでも病院名等、教えますのでと言う形で。

いい病院だったと思います。

で、実際手術を受けて、入院してみて、いい病院だなぁと思いました。
見つけてくれたのは妻ですが、本当に感謝しております。ネットの本当に片隅、皮膚科かなぁと思えば違う科だし、よく見つけられたなぁと思います。

最後に

さて、これで苦手だった直接的な他者とのコミュニケーションという部分においてはかなりの改善がみられると思います。
また間接的なこと(紙がふやけてそれを持った人がなんで?と思うんじゃないかとかキーボードが濡れているのはなんで?と思われないかとか)に関してももう気にしなくてよくなりました。僕にとってのQOL(クオリティ・オブ・ライフ。人生の質)はかなりの改善を見られたのではないかと思います。

手掌多汗症。わからない人に理解しろというつもりはありませんが、そういう人もいるんだなという受容だけはしていただけたらと思います。そこから先はあなたの判断にお任せしますが、受容もせずにただつっぱねるだけというのはとても悲しいです。受容してもらった上でどうしても受け付けられないからという理由を話してもらえる方がかなりマシです。ただ、特に知っておいて欲しいのが幼稚園・保育園の先生、小中高の先生などにこの病気について知っておいてもらえるとまだ防御の方法を知らない幼い精神が酷く傷つくのを少しでも緩和できるのではないかと思うのです。

手掌多汗症の未治療・治療中で手術を悩んでいる方へ。手術が最適な答えとも言い切れないのがこの病気の難しいところかと思います。自分の症状にあった治療法が見つかるのが一番良いことではあると思います。ただ、もし手術を選ぶ場合はできるだけ大きな病院が良いと思います。症例数やこれまでの副作用の出た症例なども聞いてみるといいと思います。その上で決めることがとても大切だと思います。