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2020-11-10 抗不安薬を減薬中に起きたあれこれ

精神疾患を患ってからずっと出されている抗不安薬。最初は弱いものでしたが、不安感を抑えるために段々と強いものに変更していって、しばらく薬の量など安定していました。しかし、仕事中に眠気が出る、居眠りしてしまうという事があり、抗不安薬の量が多く感じてきているのではないかということで減薬する事になりました。

抗不安薬で抑えていた症状

さて、僕が抗不安薬で抑えていた病気としては、全般性不安障害・社交不安障害という二つに対してでした。特に理由があるわけではなく不安を感じる事や、人前や電話、特に上の立場の人と話をするときに不安感が強く出てきたりします。

そういった症状を抑えるために抗不安薬を飲み続けています。

これが、症状が抑えられる以上に眠気が出てきている(症状以上に眠気の方に支障が出ている)状態になってきていたので、病院の先生から減薬しましょうという事になりました。

減薬で得られたメリット・デメリット

不安という症状を抑えるために飲んでいる薬なのでそれを減薬するとなるとメリットとデメリットが出てきます。

メリット

  • 眠気が抑えられる(減少する)
  • 頭がぼんやりとしている感じがハッキリとする
  • 緊張感を感じるようになれる

眠気は抗不安薬の副作用でもありますから薬が減ると効力が減る分、副作用も減ります。それもあって眠気は抑えられるようになりました。

抗不安薬は緊張を解き、リラックスしている状態を作り出すというお薬と説明を受けました。なので本来緊張している場面でリラックスさせているので若干ですが頭がぼんやりとしてきます。その代わりに眠気やぼんやりとした感じが出てくるので、薬が減る分こういう作用も緩和されてきます。緊張感に関しても、薬を減らしているため通常感じるものを感じるようになったという感じだと思います。

デメリット

  • 不安感が出てくる

デメリットに関しては薬の量を減らしているのでこれに尽きると思います。不安感を再び感じるようになりました。この不安感というのが厄介で、後述しますがこれが大きすぎると社会生活に支障をきたすようになります。

減薬中に起きた困ったこと

そんなわけで減薬を行って行っているのですが、1段階目の減薬ではそれほど大きな変化はありませんでした。眠気も相変わらず出ていて仕事で問題が出ていました。まだ抗不安薬が多いのかなということで病院の先生と相談の上、もう一段、薬を減らす事になりました。この2段階目の減薬で問題が起きました。不安の症状が出てきていろいろな事に対して不安を感じるようになったことと、頭がハッキリとしてきたこともあってか、周りの人が自分の事をどういうふうに思っているのかということを意識するようになったのです。そんなときにタイミング悪く、職場で軽い注意を受けることがありました。そのことがきっかけとなり不安が高まり、職場にいくことが怖いと感じるようになったのです。

これはまずいな、と思いながら1日仕事を休みました。病院に行くべきか悩んだのですが、精神科の診察は基本的には予約制で飛び込みで診察を行ってもらう場合でもかなり待ち時間があったりします。また、不安を強く感じる状態で病院、ましてや精神科の人がいっぱいいる待合で何事もなく待てるのかという不安もあり、診察を受けることを躊躇してしまいました。何もしていないので状況は変わることもなく、その翌日も仕事を休む事になりました。

仕事に行けない状況はまずいと思い、次の出勤日の前日夜に頓服として出されていた抗不安薬を飲みました。翌日には少し不安感は改善され出勤する事ができましたが、この頓服が一番強い薬を出されていたときに出してもらっていた薬なので、せっかく減薬しているのに飲んでしまっては減薬前に逆戻りしてしまうのではないかという思いがありました。そういったこともあって飲むのを躊躇していたのです。

仕事という社会生活の中で大切な事が行えなくなる事は困った事であるので、背に腹はかえられないという感覚で頓服を飲んでいますが、次回の病院受診時には現状を話して薬の調整を行ってもらおうと思っています。